息切れとは
息切れとは、呼吸をするのに努力を必要としたり、不快感を自覚することです。息切れには、息がつまる、胸が圧迫される、空気がほしい、呼吸が重い、努力しないと呼吸ができない、呼吸が浅い、十分に息を吐けない、呼吸が早いなど、様々な表現があります。
息切れの原因
血液中の酸素量の低下、二酸化炭素量の増加、その他いろいろな原因がありますが、多くは体が必要とする酸素量を供給できなくなると息切れが出現します。
原因となる病気には呼吸器疾患、循環器疾患、血液疾患、神経疾患、精神的疾患など多くの種類があります。まずは呼吸器内科で息切れの原因をしぼり、必要に応じて精密検査に進んでいきます。
息切れで受診が必要な時
誰しも年齢を重ねていくと、呼吸筋の筋力低下や心肺機能の低下によって息切れを自覚することはあります。
息切れが病気によるものでなければ特に治療は必要ありませんが、息切れの原因は加齢だけとは限りません。思わぬ怖い病気が隠れている可能性があり、治療すれば治ることもあります。また、息切れがするからといって体を動かさずにいると、筋力や筋量が低下した状態(フレイル)となり、さらに息切れが悪化するという悪循環を引き起こします。
健康寿命を長くするためにも、気になる症状がある場合には「歳のせい」と放置せず、一度ご相談ください。
特に息切れとともに下記の症状がある場合、早めに受診をしましょう。
- 咳や痰が続く
- 呼吸音にゼーゼーヒューヒューなどの喘鳴がする
- 身体を少し動かしただけで息が切れる
- 呼吸がしづらい
- 胸が痛む
- 強いむくみがある
- 倦怠感がある
- めまいやふらつきがある
- 冷や汗が出る
- 失神する
息切れの検査と治療
問診と身体診察を行い、必要に応じて胸部レントゲンやCT検査、呼吸機能検査、心電図、心臓超音波、血液検査などを行います。治療は原因に応じて行います。
息切れが起きた際には、当院までお気軽にご相談ください。